カビの除去と予防の基本
カビ対策は春からはじまる
普通、カビの季節というと、梅雨を思いうかべると思います。しかし、本当はカビの季節は春から始まっていることをご存知でしょうか?
人間にとって過ごしやすい温度になる春は、カビにとっても繁殖しやすい季節です。 カビが繁殖するためには次の4つの条件が必要です。
- 酸素
- 温度(20度~30度くらいが一番カビが生えます)
- 湿度(湿度80%以上がカビにとっては最適)
- 栄養(汚れやホコリを栄養にカビは繁殖します)
これを見ると、春、カビの繁殖にとって足りないのは水分だけで、ほかの条件はすべて整っています。
つまり、春の時期になんの対策も予防もせずにいると梅雨がきて湿度が高くなったときに一気にカビが繁殖してしまうのです。
春のうちに、水回りをはじめとした家の中の汚れをこまめに掃除するようにして、かび対策につとめましょう。
24時間換気でカビ予防
一般的な家庭には、浴室と台所に、必ず換気扇があると思います。 なぜ浴室や台所に換気扇があるかというと、どうしても湿度が高くなりがちなので空気の入れかえが必要な場所だからです。
夏場など、水蒸気が大量に発生する季節は特に、常に換気扇を回すようにしましょう。「常に」とは24時間ずっとということです。
また、換気扇だけに頼らず、一日3~4回は窓を開けて換気をしましょう。換気の時間は、5分から10分が目安です。
常に換気をして湿度を低く保つことによってカビが生えるのを予防することができます。