間違いだらけのカビ除去対策

カビを掃除機で吸わない

タンスの裏に大量のカビが生えていたから、手も届かないし掃除機で吸いとった。 そんなことをしたら、カビを部屋全体にばらまくだけです。

掃除機で吸いとったカビは、掃除機の排気口から勢いよく出てきます。 掃除機でカビを吸いとることは絶対にしないでください。

乾いたぞうきんでカビをふかない

カビが生えていたからといって、目に見えるカビを乾いたぞうきんでふきとる、そんなことは絶対にしないでください。

ぞうきんでふきとって、カビが見えなくなったからといってカビが死んだわけではありません。細かくなったカビは目に見えず分散し、部屋中に飛び散ります。そして、そこから新たなカビが発芽するだけです。つまり、カビが繁殖しやすくなったということになります。

目に見えないカビが存在していることを絶対に忘れないでくださいね。

水ぶきは逆効果

ぞうきんでカビをふきとることは、カビをまき散らすだけです。 かといって、水ぶきをすると、カビに湿気を与えることになりカビの繁殖がより進みます。

水ではなく消毒用アルコールを使って、ゴシゴシとこすり消毒をしましょう。

カビに殺虫剤はきかない

ゴキブリを発見したときと同じように、カビを発見したら殺虫剤をかける、そんなことをしている人はいませんか?

害虫にきくものはカビにも効果があるというイメージを持っている人が時たまあるようですがそれは大きな間違いです。

カビに殺虫剤はききません。 それどころか、殺虫剤に含まれる成分がカビの栄養源となってカビが増殖する原因となります。

カビを見つけたら、消毒用アルコールを吹きつけましょう。

カビとりスプレーにたよりすぎない

カビを手軽に予防する方法として、カビとりスプレーを利用することは、よくあるのではないでしょうか?しかしながら、このカビとりスプレーにたよりすぎてはいけません。

カビとりスプレーは強アルカリ性でカビだけでなく、ほかの菌まで死滅させてしまいます。そうなると、前よりもさらにカビのつきやすい環境になってしまうのです。

手軽なカビとりスプレーを使うだけでなく、普段から掃除をし換気をするように心がけましょう。